映画鑑賞覚書1
2006年 11月 09日
〈十三人の刺客〉
■ 1963年/東映/監督:工藤栄一/出演:片岡千恵蔵、内田良平、西村晃、丹波哲郎、里見浩太朗
* 裏「七人の侍」とでもいえそうな、モダンと荒唐無稽とリアリズムが混在する当り前のようで当り前でない時代劇。
〈ネバーランド〉
■ 2004年/イギリス・アメリカ合作/監督:マーク・フォースター/出演:ジョニー・デップ、ケイト・ウィンストレット、ジュリー・クリスティ、ラダ・ミッチェル、ダスティン・ホフマン、フレディ・ハイモア
* 舞台ピーターパン誕生秘話をベースにした実話でありファンタジー作品。千変万化のジョニー・デップの静かな演技が胸に滲みた。
〈8人の女たち〉
■ 2002年/フランス/監督:フランソワ・オゾン/出演:カトリーヌ・ドヌーブ、ファニー・アルダン、エマニュエル・べアール、イザベル・ユベール、ヴィルジニー・ルドワイヤン、ダニエル・ダリュー、フィルミーヌ・リシャール
* フランスが誇る8人の女優が唄って踊るおしゃれミステリー。歳を取らないドヌーブはフランスの吉永小百合か。気持ちよく映画の世界に浸れる。が、観終わって、よくよく考えてみれば世にもおぞましい物語。
〈ナインス・ゲート〉
■ 1999年/フランス・スペイン合作/監督:ロマン・ポランスキー/出演:ジョニー・デップ、フランク・ランジェラ、エマニュエル・セニエ、レナ・オリン
* 〝本の探偵〟ジョニー・デップが悪魔の書を求めて旅するオカルト・サスペンス。ヨーロッパ映画独特の陰鬱に、ジョニー・デップがアメリカ人とは思えないくらい見事に溶け込んでいる。ヒーローではないデップがひたすらハードボイルドでかっこいい。
〈袋小路〉
■ 1966年/イギリス/監督:ロマン・ポランスキー/出演:ドナルド・プレザンス、フランソワーズ・ドルレアック、ライオネル・スタンダー、ジャクリーン・ビセット、ジャック・マッゴーラン
* 孤島の古城に住む夫婦と逃亡中の犯罪者の奇妙な二日間。率直である意味正直者の犯罪者より、最後の最後まで理解不能な夫婦関係の方がよっぽど不気味で怖い。60年代のモノクロ・ヨーロッパ映画はクール。美意識の塊だ。

