2006年 09月 16日
モーレツ! 大人計画まつり〜その1『イン・ザ・プール』
WOWOWで開催中の〝モーレツ! 大人計画まつり〟を一晩〝観戦〟。
松尾スズキ初主演映画『イン・ザ・プール』。今年5月に下北沢・本多劇場で行われた大人計画本公演『まとまったお金の唄』。昨年話題になった宮藤官九郎初監督映画『真夜中の弥次さん喜多さん』。通常、映画2本と演劇1本を一気に続けて観るだけでも大変なのに、全部、一筋縄ではいかない大人計画つながり・・・観ているうち、これは鑑賞ではなく観戦なのだと、真夜中、ある種の〝行〟に没頭しているような気分になった。ねじれた非日常感覚にどっぷり浸かって脳内はたえず快楽と不快のせめぎあい。たしかに〝モーレツ〟な〝まつり〟だった。

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『イン・ザ・プール』は直木賞作家・奥田英朗の人気小説の映画化。あぶない精神科医・伊良部一郎が本気なのかふざけているのか皆目わからないハチャメチャな逆療法によって、さまざまな患者の数々の心の病を解決していくというお話。
同じ主人公による小説『空中ブランコ』も、以前、テレビドラマ化されている。テレビでは伊良部の役を阿部寛が演じ、原作のイメージとのあまりのギャップに不満しか残らない出来だったが『イン・ザ・プール』はまったく逆。伊良部一郎なのか松尾スズキなのか判別がつかないくらいのハマリ方だった。小説を読んでいて松尾スズキの顔が浮かんだことは一度もなかったのに、松尾スズキが画面に登場した途端、あ、なるほど、と納得してしまったのだ。ただ、惜しむらくは松尾スズキの怪しさと伊良部がフィットしすぎて、かえって映画全体が落ち着きすぎてしまった。私のイメージでは伊良部は変人ではあるが怪人ではない。もっと無邪気だし、弾けている。松尾スズキは普通に怪し過ぎるのだ(笑)。私、個人的には、古田新太の伊良部一郎が観てみたいと思っている。
ちなみに〝継続性勃起症〟患者の役でオダギリジョーが出演しているのだが、登場する度に下半身裸になるのがおかしい。
(2005年/三木聡監督・脚本/松尾スズキ、オダギリジョー、市川実和子、田辺誠一他)
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by leicacontax | 2006-09-16 18:03 | 映画/TVドラマ


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