2006年 03月 04日
地球に落ちて来た男
f0070556_1632473.jpg


学生の頃に深夜テレビで観て、眠れなくなるくらい衝撃を受けた映画。
水の枯渇した惑星から、星に残して来た家族を救うために宇宙をさすらい、
地球に不時着した宇宙人が主人公。若き日の妖しく美しいデヴィッド・ボウイはノーメイクでもそのまんま宇宙人。まさにボウイのためにつくられた映画であり、ボウイなくして成立不可能な映画だった。
SFといってもSFXはほとんど使われていない。
ストーリーからしてこう。
宇宙人は高度な科学知識を使って地球で金儲けをし、
その巨大な財力で宇宙船を建造して故郷の星を目指す。
ファンタジーでありながら、その過程とその後の顛末に関するドラマはリアルすぎる。
しかし、結末のどんでん返しの洒落が利いていて
この映画は結果として皮肉でロックなお伽噺になっている。

監督のニコラス・ローグは他にも「マリリンとアインシュタイン」という
とんでもなく凄い映画を撮っている天才(傑作にもかかわらずDVD化されていないのが残念)。
カルト作家扱いされている監督だが、私はこの監督の作品が大好きだ。

時間感覚に作用する映画。
観ているだけでトリップできる。

■地球に落ちて来た男
1976年/イギリス・アメリカ合作/ニコラス・ローグ監督
デヴィッド・ボウイ初主演作品
[PR]

by leicacontax | 2006-03-04 16:36 | 映画/TVドラマ


<< 万華鏡Ⅷ      気になる一言〜歌舞伎俳優 市村萬次郎 >>