2007年 02月 26日 ( 3 )

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先週末、六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーにて開催中の『グレゴリー・コルベール/animal totems』展鑑賞。
人間と動物が交流する姿を捉えた写真とビデオ映像の作品群は圧巻! その静かなる衝撃は、いままでのどのアート体験から受けたものとも違う、未知の感動だった。
人間と動物の交流と聞くと、我々はどうしてもディズニー映画的イメージを思い浮かべてしまう。しかし、グレゴリー・コルベールの描き出す人間と動物の共生する理想世界は、平和という意味においてはディズニー的世界に通じるものの、私にはなぜか死の予感に満ちているように感じられてならなかった。
この世には存在し得ない楽園イコール天国。無意識に浮かんだそんな連想のせいかもしれない。が、私の場合、作品を観ながら、いつかどこかで耳にしたことのある〝人が死んであの世に行くと、生前に可愛がっていた犬や猫や小鳥といった動物たちが揃って出迎えに来てくれる〟という誰かの話を思い出したことが大きかった。つまり、死んだら、自分よりも先に死んだ愛する者たちとあの世で再会できるという、死の恐怖を和らげる幸福な伝説のイメージと作品がぴたり重なったのだ。したがって、私が感じた死の予感は恐怖とは無縁。むしろ、究極の安らぎとでもいえる静かな感情だった。
ありのままを切り取った映像でないことはたしか。が、どのようにすればあのような気高い動物たちと人間の素晴らしい交流の瞬間を捉えられるのか、私には想像もつかない。夢とも現ともつかない理想郷。やはり、私は勝手にそれを生と死の狭間の世界だと認識する。

『グレゴリー・コルベール/animal totems a prelude to ashes and snow』
■六本木ヒルズ森タワー52階 森アーツセンターギャラリー
■2007年1月25日(木)〜4月1日(日)
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by leicacontax | 2007-02-26 22:36 | アート | Comments(0)

光臨。

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〈RICOH GR DIGITAL〉 昨日の後楽園ホール。メインイベント。私は我が目を疑った。あのアンディ・サワーを破ったこともある日本シュートボクシングのエース・緒形健一が為す術もなくリングに沈んだのだ。水を打ったように静まり返る満員の会場。本場のムエタイ王者ビッグベン・ケーサージムの勝利の雄叫びだけが、白い光のなかから聞こえてきた。
初めて見たラジャダムナンスタジアムの現役王者の肉体は鋼のように美しく、そのパンチ、キックはまるで異次元の武器のように思われた。我々の知る強さという概念とは異質の強さを目の当たりにした私は、なぜか心に敬虔な感情が湧き上がるのさえ感じていた。ムエタイの強さは、どんな格闘技よりも神々の世界に通じている。そう、確信した夜だった。
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by leicacontax | 2007-02-26 18:45 | プロレス/格闘技/ボクシング | Comments(0)

東京タワー308

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〈RICOH GR DIGITAL〉
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by leicacontax | 2007-02-26 00:00 | 東京タワー | Comments(0)