2006年 02月 23日
バズ・ソイヤー?
昨日、フィギュアスケートの話をしていたら妻がいきなりこんなことを言い出した。
「荒川選手のあの技、なんていったっけ? ほら、あれ、バス・ソイヤーみたいな名前の」
バズ・ソイヤー???  フィギュアスケートの技で???
少しの間をおいて、それが「イナバウアー」を指していることに思い当たり、大爆笑した。
イナバウアーは上体を大きく反らしながらゆっくり横に滑る官能的で優雅な技。荒川静香選手が世界最高の使い手だといわれているそうなのだが、で、バズ・ソイヤーは……だめだ、思い出したらまた笑いが込み上げてしまった。わっはっは。

気を取り直して……バズ・ソイヤーとは。
80年代半ば頃、頻繁に新日本のリングに上がっていたアメリカのレスラーで、つるつる頭に「い〜ひっひっ」という奇声と酔っぱらいのような挙動不審パフォーマンスがトレードマークだった。イロモノレスラーかと思いきや、突然切れ味鋭いスープレックスを繰り出したり、妙にグラウンドさばきも巧かったりと、その意味不明で底知れないキャラクターが通なファンに大受けだった。
私の記憶違いでなければ、武藤敬司選手と一度シングルで素晴らしい試合をしている。残念ながらすでに故人となっているが、ディック・マードック(ああ、マードックもすでにこの世にはいない……)と並んで私のもっとも好きな外国人レスラーの一人であった。
しかし、オリンピックの話をしていてバズ・ソイヤーという名詞が飛び出すのは世界中で我が家くらいのものだろう。元々、プロレス嫌いだった妻をそこまでの通にしてしまったのは私でありアントニオ猪木だ。夫婦揃ってのプロレス馬鹿。いつになったら治るのだろうか。
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by leicacontax | 2006-02-23 14:29 | Comments(9)
Commented by coppen at 2006-02-23 21:12 x
こんばんは。
日常会話でバズ・ソイヤーが飛び出すご夫婦、素敵です。
武藤選手とのシングルは覚えてないですが、手が合いそうですね。
僕はソイヤーvsヴィクトルザンギエフ戦が強烈に残っています。
マードックはこれぞプロレスラーという選手でしたね。
相手が新日、UWF、アメリカンプロレス、どんな相手でも自分のスタイルで戦える・・・とにかく喧嘩が強そうな感じがしました。
マードックのような選手が今いてくれたらと思います。
Commented by leicacontax at 2006-02-23 23:17
coppenさん、こんばんは。
いえいえただの馬鹿夫婦です(笑)。
ソイヤーvsザンギエフもよかったですね。ずんぐりとした同体型の一戦で、レスリングの匂いが濃縮されたような試合だった憶えがあります。
マードックは不思議と猪木さんとのシングルではそれほどいい試合がなかったのですが、アドリアン・アドニスとのタッグでは猪木・藤波組と素晴らしい試合をしましたね。喧嘩の強さではアンドレも一目おいていたというのですから、きっと本当に強かったんでしょう。UWF勢との脇固め対決やキックに怒ってボクシングスタイルでパンチを繰り出すポーズなど、古き佳き時代の西部劇に出てくる男らしいアメリカ人のようで格好良かった。昔、プロレスは強くて強くて仕方ない人がやるものだったのだと、いま、あの頃のマードックのビデオを観ると納得します。
Commented by pasin at 2006-02-24 18:31 x
バズソイヤーは私も好きでした。
切れの良いパワースラムとスープレックスが印象に残ってます。
この頃の新日には派手さは無いけど結構良いレスラーが揃ってました。
マスクドスーパースター、ボブオートンジュニア、アドニス、
トニーセントクレアー、スティーブライト・・・

マードックは珍しく新日で花が咲いた全日からの移籍組でしたね。
当時、猪木さんにシュートサインを出して挑んでいた試合
があったはずなんですが、ご存知ですか?
Commented by leicacontax at 2006-02-24 20:52
先ほどは失礼しました。
pasinさんのサイト&ブログ、ホント、素晴らしいです。ゴジラや怪獣映画への愛に溢れていて、思わず見とれてしまいました。しっかりブックマークしましたので、ちょくちょく寄らせていただきます。今後ともよろしくお願いします。

マスクド・スーパースター、オートンJr.、アドニス、セントクレアー、スティーブ・ライトはもちろん私も好きでした。振り返ってみると、皆、マードックもそうなんですがシュートの匂いがするクラシカルなプロレスラーなのは偶然ではないですね。90年代以降ではスティーブン・リーガルもいいレスラーでした。

マードックがシュートサインを出した試合があったという話は初めて知りました。それはぜひ知りたいですね。どなたか御存知の方いらっしゃいましたらご教授ください。
一昨年に発売されたDVD「アントニオ猪木全集」に日本プロレス時代の猪木・マードック戦が収録されてます。オーソドックスで地味な試合ですが、二人とも若さに似合わぬ見事なマットさばきを見せています。

Commented by leicacontax at 2006-02-24 20:53
上のつづき。
シュートサインといえば、ビル・ロビンソンの自伝はお読みになりましたか? 昔のレスラーは案外日常的に試合の展開の中でシュートの攻防を行っていたとか。カール・ゴッチのことはボロクソに書いている反面、アントニオ猪木への評価が非常に高かったのが意外で面白かったです。
その話を猪木さんにしたことがあるのですが、猪木さんは本当にロビンソンが好きじゃないらしく、珍しく話が噛み合いませんでした(笑)。
Commented by ねこギター at 2006-02-24 22:29 x
こんばんは。はじめまして。バズ・ソイヤーの名前が出て嬉しくなってしまいました。私も好きでした。
猪木さんと一度だけシングル戦がありましたね。それまでソイヤーはふざけた動きで実力をはぐらかす闘い方をしていましたが。この時は、猪木さんがかなり執拗に手首を決めて放さなかったんです。それについに本気になってグランドでアマレス・テクニックで猪木さんを攻め込んだ展開でした。そこがやっぱり猪木さんの凄さだなあと思ってみていた記憶があります。
私もBI砲の頃から新日創生期から猪木ファンです。最近、猪木さんの自伝を中心にしたHPのコンテンツを作ってみました。猪木さんの試合は、何度観ても飽きない芸術作品だと思っています。
Commented by leicacontax at 2006-02-24 23:24
ようこそ。はじめまして、ねこギターさん。
猪木・ソイヤー戦について、ねこギターさんのコメントを読ませていただいているうちに記憶が蘇ってきました。そうですね、たしかに、猪木さんのプロレスには、相手をグラウンドで追い込んで本気を引き出すというサディスティックな一面がありましたね。
第1回IWGP決勝戦の猪木・ホーガン戦も、結果こそああなりましたが、試合のほとんどは猪木さんがコントロールしており、とくに序盤は大舞台に緊張して萎縮しているホーガンを、猪木さんがまさに尻を叩くようにグラウンドで追い込んでいました。ホーガンの怒濤の反撃が始まるのは、猪木さんの執拗なグラウンドから解放された直後でした。
HP今度、拝見させていただきます。
また遊びに来て下さい。
Commented by pasin at 2006-02-25 22:36 x
ロビンソン自伝は読みました。
実は私の一番好きな試合が猪木vsロビンソンなんですよ。
木村さんの豪華本とVTを通過したおかげであの試合の奥深さを再認識しました。
所謂UWF的な攻防とは違うポジショニングと裏技の攻防が見え隠れする試合ですよね。
勿論普通にプロレスの試合として見ても面白いんですから、1回で終わってしまったのが悔やまれます。
Commented by leicacontax at 2006-02-26 01:31
あの時代、猪木・ロビンソン戦が繰り返されていたなら、その後、アントニオ猪木は異種格闘技戦に走る事もなく、歴史は変わったように思います。猪木さんがロビンソンにいい印象を残していないというのは、それだけストレスのあった試合だったからに違いありません。シュートを内在させたプロレスと格闘技のどちらがやる側にとって大変かといえば、競技ルールという歯止めがない前者に決まっていますから。
pasinさんのおっしゃる通り、猪木・ロビンソン戦が1回しか行われなかったことはプロレス界にとって痛恨事だったと思います。そういえば、猪木さんは、ゴッチやロビンソンが自分の強さだけでなく、もっとプロレス界全体のことを考えられる人間だったなら、というようなニュアンスことをいつか言っていました。
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