地下鉄 麻布十番駅
2006年 10月 24日
麻布十番駅は高速の下の道路の下の古川の下にあるんですよね。
しかも南北線の駅の更に下に(位置的には少し離れてますが)大江戸線の駅。そんな地の底での無数の人生の営み・・・あらゆる意味で深いですね~(笑)
この意味、coppenさんならお分かりになりますよね?(笑)
でも隣の六本木はさらに地下深く潜っていて、たしかその深さは日本一だとか。麻布十番駅と六本木駅の階段を上り下りしているだけで、麻布十番からなら六本木に着いてしまうので私は歩いてしまいます。
六本木ヒルズになってしまったあの辺りに新日本プロレスと猪木事務所もありました。私はいまでも散歩のとき、ちょうど昔、猪木事務所があった場所のすぐ近くを歩いています。
僕は最近、藤田選手や桜庭選手の怪我を見るにつけ、格闘技の進化の形としてかつてのプロレスは全く正しかったと思えます。同時に総合の試合を見るのは辛くなってしまいました。
必ずしも総合格闘技がプロレスの進化の果てとは一概にいえない。私も同感です。
多分、プロレスにおける〝暗黙の了解〟は、発祥した当時、プロレスラーは皆、例外なく人を殺せる技術を持つ〝猛者〟や〝達人〟ばかりだったことから自然発生した約束ごとだったんでしょう。相手を傷つけない程度のところでフィニッシュを手加減するのは、プロとして人間として当然・・・しかしその一方、プライドの高い選手なら、相手の得意技に耐えられる肉体に鍛えたり、その裏をかくテクニックを発見したりして、高い次元での切磋琢磨もおこなわれていた。一時期はそういう世界だったのだと思います。
が、その暗黙の了解を楽したいがために歪曲させた成れの果てがいまのプロレス・・・。真のプロレス復興は総合格闘技のこの先に、歴史の繰り返しに期待するしかない。寂しいですが、私はそう考えています。