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綺麗は汚い。

WBC日本・アメリカ戦をテレビ観戦。
野球は昔からあまり好きじゃない。が、この一戦は見ておくべきだと思った。
結果は4-3でサヨナラ負け。メジャーリーグ・オールスターズとガップリよつの好勝負。しかし、最後はホームタウンデシジョン。8回表の幻の1点。疑惑のタッチアップ。
アメリカは汚い。が、それもこれも、この一戦が負けられない闘いであり、アメリカが本気になっていた証拠。
そもそも、アメリカのいう「正義」や「フェア」とはアメリカにとってのそれであり、イラク戦争を見ても明らかなように客観性などそこには存在しない。相手が自分より弱い(もしくは逆らわない)限りは父親のように寛大な素振りをする。しかし、ちょっとでも相手が自分にとって都合の悪い存在になれば豹変。子供騙しの大義名分を捏造してでも喧嘩を吹っかけて叩きのめす。世界で一番始末に負えない国なのだ。
多くの日本人は信じていた父親に裏切られたような気分だろう。怒るのも当然。だが、もう、いいかげん、日本人はアメリカとアメリカに仕込まれた「正義」や「フェア」を当り前に疑ってかかるべきだ。国際情勢。環境問題。いつだってアメリカは利己主義の塊なのである。
スポーツは純粋だという幻想も捨てた方がいい。それはアメリカだけに限ったことではない。国家の威信やビッグマネーが懸かった勝負は綺麗事では済まされない(だいたい「フェアプレー」なる言葉は、フェアでないことが当り前だから生まれた言葉ではないか)。それは戦争であり、勝った者が正義になる。
怒りが収まったら決心しよう。大人になろう。大人になって闘う以外、醜さに対抗する術はない。青春は終わったのだ。
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by leicacontax | 2006-03-13 11:59 | Comments(0)

現実は精巧に造られた夢である。〈長谷川りん二郎の言葉〉


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